そんな方に向けて、教員が退職する前に具体的に何をしておいた方がいいのか解説します。
教員の退職を考えると、お金や新しい仕事のことで不安になりますよね。
僕も教員を辞めると決めたときは、とても不安でした。
本記事では、元小学校教員の僕が、退職する前に準備していたこと・しておいた方が良かったことを書きました。
あなたが前向きな気持ちで、新たな人生の一歩を踏み出せるように、本記事が参考になれば幸いです。
この記事から分かること

僕は給料以外につみたてNISAで副収入を得ていた

公務員は副業禁止ですが、つみたてNISAは副業に該当しません。
つみたてNISAは資産運用なので、副業と判断されることはないからです。
iDeCoのように勤務先への報告も必要ないですし、確定申告もいりません。
僕はつみたてNISAとインデックス投資に、教員の給料を回していました。

2024年からは新NISAが始まるね!



新NISAを利用すれば、教員も早めのFIREが狙えます。
つみたてNISAや新NISAについての詳細は、別サイトの新NISAの教室で解説しています。
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転職に向けて準備をしておく


教員から転職を考えている場合、できるだけ早く転職に向けて準備しておかないと取り返しがつきにくいです。
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転職は自己分析から始まる


転職成功のためには、まず自分自身を深く理解し、自分の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることが重要です。
自己分析することにより、自分にとって最適な職種や業界、企業を見つけやすくなります。
自分の強みが分からない場合、ミイダスの診断ツールがおすすめです。




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自己分析ツール以外にも、キャリアアドバイザーからアドバイスを受けることで、自分の強みや適性を見極めることが可能です。
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転職エージェントと転職サイトを両方利用することで、自分に合った仕事を効率的に見つけることができるでしょう。
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転職エージェント・転職サイトが無料の理由


転職サービスは、求人情報の掲載や検索機能、履歴書や職務経歴書の作成支援、面接対策など、さまざまなサポートが全て無料です。
転職エージェント・転職サイトが無料の理由は、転職希望者に求人を紹介して、企業から内定が出て入社した時点で、「企業から報酬を受け取っているから」です。
リクルートエージェント >>転職エージェントの仕組み・無料の理由より



登録も利用も全て無料だよ。



無料でさまざまなサポートが受けられます。


副業準備を始めておく


教員は収入源が1つしかありません。
副業準備をしないと損です
人生100年時代、そもそも教員の収入だけでは安心できない時代です。
僕は在職中に再雇用の先生3人に話を聞くと、
- 退職金と年金だけではやっていけない
- 税金としていろいろ引かれる
- 細々と暮らさないといけない
と話してくれました。
退職金と年金だけでは、定年まで働いても安心して生活を送れなくなるでしょう。
だから、定年退職後も再雇用として働いている人が多いですよね。
できるだけ早くから、副業準備として他の収入源を手に入れるために動き始めましょう。
\退職前から準備して、お金の不安を減らそう/



お金で悩まない人生にしたいよね。



早めに副業準備をしておきましょう。
Twitter、YouTube等のSNSを始めておく
SNSは、仕事の可能性を大きく広げる上で重要なツールです。
Twitter、YouTubeで集客して、ブログのアクセス数を増やすこともできます。
また、同じ境遇の人の働き方等、時には有益な情報が手に入ることもありますね。
これから働く上で、SNSを使いこなせるように準備しておくことは必須です。



SNSは見るものじゃなくて、発信するのに使いたいね。



仕事につなげる意識で、自分の価値観を発信するのが大切だね。
できるだけ貯金をしておく
よく、生活費の3ヶ月分が必要と言われますが、僕は最低でも1年分は生活費が必要だと思います。
教員(公務員)は雇用保険の失業給付がありません。
退職金は出ますが、生活費以外の支払いでどんどん消えていきます。
特に、退職した年に支払う住民税は、前年の収入をもとに計算されるため、かなりの額を支払わないといけません。
1人暮らしの場合は、生活費がないと新しいことにチャレンジする余裕もなく、すぐに働かないといけなくなりますよね。
実家で生活する、別の働き手の収入で生活する等の場合でも、できるだけ貯金をしておくと安心です。



お金の不安は、できるだけ減らしておきたいね。



生活費は最低1年分あれば、余裕をもってやりたいことに挑戦できます。
今の生活で必要なもの、不要なものを見直してみる
教員(公務員)を退職する際に、今の生活で必要なものと、不要なものを整理しましょう。
↓必要なものと、不要なものを表にまとめてみました。
必要なもの | 不要なもの |
---|---|
・最低限の「衣食住」 ・自己投資(本、セミナー等) ・時短道具(ルンバ、食器洗い洗浄機、洗濯乾燥機等) | ・あまり利用していないサブスク ・テレビやYouTubeを観る時間 ・着ない服、使わない雑貨等 ・遊びなかまの連絡先 |
不要なものの中には、楽しい時間を過ごせるものがあると思います。
でも、ただ楽しいだけの時間は、全ての人に等しく与えられた時間=命の浪費になります。
遊びなかまの連絡先は、ばっさり削除してしまいましょう。
長いこと着ていない服や、使っていない雑貨等も、全部処分したらすっきりしますよ。
サブスクは、キャリアから格安SIMにしたり、要らない月額会員を解約したり、生活費の無駄を削りましょう。
必要なものを厳選することが、心豊かな暮らしにつながります。



あなたにとって、本当に必要なものは何ですか?



本当に必要なものを考えて暮らせば、生活がもっと楽しくなりますよ。
具体的な自分の支出を確認しておく
具体的な自分の支出を確認しておくことは、生活していく上でとても大切です。
支出は、
食費、住居費、光熱水道費、日用品費、衣服美容費、交通費、通信費、趣味娯楽費など
分類して把握する必要があります。
毎月必要となる生活費の内訳を正確に把握するためには、家計簿をつけるのがおすすめです。
時間がない場合は、スマートフォンの家計簿アプリを使えば、手軽に家計簿をつけられます。
例えば、内訳が下記のような場合
- 住居費 5万円
- 光熱水道費 1万円
- 食費 3万円
- 保険料 1万5千円
- 通信費 5000円
- 合計 11万0000円
月11万円あれば生活できるということです。
現役教員(公務員)の場合、給料が毎月支給され、ボーナス(賞与)もあるので、家計簿をつけなくても大丈夫かもしれません。
しかし、教員(公務員)を早期で退職する場合は、家計簿をつけて支出を把握することが大切です。



今の生活を維持するには、いくら必要か知っておくことは大切だね。



退職を考えるなら、家計簿をつけて支出を把握しておきましょう。
【優先】教員(公務員)を辞める前にクレジットカードを作っておく
教員(公務員)は信用度が非常に高く、収入が安定しています。そのため、トップクラスでクレジットカード審査に通りやすいです。
公務員は、
職業です。
しかし、教員(公務員)を早期で退職すると、収入がないためクレジットカード審査に通りません。
フリーランスになって収入を得ていても、クレジットカード審査に通りにくいです。
フリーランスは、安定収入の保証を証明しにくいためクレジットカード審査に通りにくい
実際、僕はフリーになってからクレジットカードカードを作ろうとしましたが、審査に通りませんでした。



クレジットカード会社は、安定・継続的な収入を重視してるんだね。



公務員のうちに、クレジットカードは絶対作っておきましょう。
病院に行く必要がある人は、早めに行っておく
退職をする前に、病院に行く必要がある方は、早めに行きましょう。
現役教員(公務員)の場合、採用されたら自動的に健康保険に加入していますよね。
しかし、退職時に現在使用している保険証を返却しないといけません。
すぐに転職できる場合は、転職先から保険証がもらえますが、そうでない場合、国民健康保険に加入することになります。
国民健康保険証は役所で手続きして、受け取るまでに数週間かかります。
つまり、退職後にすぐ新しい保険証を用意できません。



保険証が手元にない期間が、少しあるということだね。



保険証を返却する前に、必要な方は病院へ行っておきましょう。
辞めたい理由を明確にしておく
辞めたい理由を、一度書き出してみましょう。
僕の場合は、
- 業務量が半端なく多い
- 残業時間が多いのに、残業手当も出ない
- 人事の希望は通ることがほぼない
- 教員同士の人間関係
- モンスターペアレントへの対応
- 自分のやりたいこと・好きなことをできる人生にしたいから
などでした。
僕が教員を辞めた理由については、>>コチラの記事で詳しく解説しています。
辞めたい理由を書き出して明確にした上で、「自分がこれからどんな人生を送りたいのか」を考えましょう。



自分がどうして辞めたいのか、まずは明確にしよう。



教員を辞めた後にどんな人生を送りたいか、後悔のないようにしっかり考えることが大切だね。
今の働き方の良い所も書き出しておこう
教員を辞めたい理由だけでなく、良い所も書き出しておきましょう。
人は悪い部分に目が行きがちです。
教員の良い所は、
- リストラがない
- 給料が毎年上がるので安定している
- 基本的に土日が休み
- 福利厚生が充実している
などです。
今の職場の良い所もふまえた上で、辞めるかどうか検討しましょう。
教員(公務員)を退職した後、やりたいことが明確になっているか
「自分がこれからどんな人生を送りたいのか」を明確にしておくことが大切です。
この事が明確になっていれば、選択肢を迫られることがあってもブレることはないし、不安になることもありません。
残りの人生で何を達成したいのか、目標設定をしておくことが大切です。
僕の目標は「億万長者の裕福な自由人になって、自分や家族、悩みを抱えている人を幸せにする」が目標です。
人生を通して達成したい目標がはっきりすると、目標を達成するために取るべき行動が自然と分かります。
また、小さな目標や欲しい物、やりたいことなども書き出しておきましょう。
例えば、僕の場合は
- 家族との時間を満喫する
- 週に1回は外食をする
- 船の免許を取る
- クルーザーを買う
- 柴犬を飼う
- 体重を減らす
- 料理の腕を磨く
このような感じです。
目標は、紙に書いて見えるようにしておくと、やる気やワクワク感が高まります。



まずは、人生を通して達成したい大きな目標をもつことが大切だね。



僕は小さな目標も、コルクボードに写真付きで書いて貼っています。
【最優先】家族への相談をしておく
教員(公務員)を退職する前に、最初は家族に必ず伝えておくべきです。
生計を共にする家族以外の人へは、早々に伝える必要はありません。
家族の方が、「仕事を続けることが大切」と捉えている場合は、反対されるかもしれません。
「公務員は一生安泰だよ。」
「今まで積み上げた分、もったいないよ。」
「辞めて、これからどうするの。」
など、心配する声が予想されます。
どうして今の仕事を辞めたいのか、仕事を辞めた後どうするのかをしっかり伝えましょう。
未来の明るい展望を、家族にイメージさせることが大切です。
家族に相談して了承を得ることができれば、安心して転職活動・個人で事業を行うことができるし、気持ちも高まりますよね。
大切なのは、第三者の意見を聞いた上で最終的に決めるのは自分ということです。
↓下記のやりとりは理想的だなと思いました。


ちなみに、僕は両親からずっと反対されましたが、何度も話し合った結果(途中で母親は病気で亡くなりましたが)、退職することを理解してもらえました。



退職する場合、一番に家族へ伝えないといけないね。



周りに流されず、「自分が主体的に決める」という意識が大切です。
円満退職になる理由を考える
退職を決めたら、上司に伝えるための退職理由を考えましょう。
「仕事にやりがいを感じないから」、「給料が良くないから」など、本音を伝える必要はありません。
円満退職できそうな、辞めざるをえない理由を考えることが大切です。
また退職後、元同僚との人間関係が続く場合もあるため、良好な関係を保つことも重要です。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざの通り、周りに迷惑をかけることなく、退職する日まで精一杯働いて円満退職しましょう。
「立つ鳥跡を濁さず」
立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。 また、引き際は美しくあるべきだということ。
故事ことわざ辞典より



円満退職に向けて、しっかり理由を考えよう。



建前(本心を隠して遠回しに気持ちを伝えること)も大切です。
教員を辞める方法とタイミング、理由の伝え方については、>>コチラの記事で詳しく解説しています。
まとめ:教員を退職する前に、優先順位をつけて準備しよう!
今回は、僕が教員を退職するまでに準備したこと・しておいた方が良かったことを紹介しました。
「自分がこれからどんな人生を送りたいのか」をしっかり考えた上で、あなたが決めたのであれば、仕事を辞めるor続けるどちらでも後悔することはありません。
教員(公務員)を退職する場合は、この記事も参考にしながら準備を進めてくださいね。



一度きりの人生だから、後悔のない生き方を選びたいね。



僕は『教員を退職する』と自分が決めたので、後悔は全くありません。
最後に、内容を整理します。
教師を退職する前に、優先的に準備するべきことTOP3
- 家族への相談をしておく
- 副業準備を始めておく
- 転職サイトに無料登録して、働き方について考える
僕がおすすめするのは、退職前に副業準備を始めておくことです。
金銭的なゆとりは、心のゆとりにつながります。
教員を退職する前から副業準備を始めて、お金で悩まない人生にしましょう。


チョクです