教員でうつ病になったらどうしたらいい?
うつ病で休職中に転職活動した方がいい?
転職活動でうつ病のことを言うか悩む・・・
うつ病で悩んでいる教員に向けて、うつ病になった後の転職活動について徹底解説しました。
うつ病と診断されてから、毎日が戦いのような教育職場に戻ることに不安を感じていませんか?
僕も精神的な病気になって、心療内科に通ったことがあるのでその気持ちがよく分かります。
「転職は可能なのだろうか?」「うつ病を転職先に伝えるべきか?」「休職中に転職活動はできるのか?」
この記事は、そんなあなたが抱える悩みを少しでも解決するために書きました。
あなたがうつ病から回復して、転職で新たな人生の一歩を踏み出し前向きに生きられるように、本記事が参考になれば幸いです。
この記事から分かること
うつ病になった教員がするべきこと
うつ病になった教員がするべきことは3つです。
うつ病になった教員がするべきこと
3つについて詳しく解説していきます。
①病気休暇をとる
教員がうつ病になった場合、まずは病気休暇をとることが大切です。
文部科学省 >>令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
令和3年度の教育職員の精神疾患による病気休職者数は、約5900人です。
教員がうつ病になり休職することは珍しいことではありません。
うつ病になった場合は、まずは病気休暇を取り、自分の体調を第一に考えましょう。
学校のことは気にしなくて大丈夫だよ。
自分を1番大切にしてくださいね。
②病院に通院する
病気休暇を取ったら、病院に通院し治療を受けることが大切です。
うつ病は精神の病気であり、適切な治療が必要となります。
病院に通院して、身体的・精神的に回復することに専念しましょう。
定期的に病院に通院してね。
うつ病は、適切な治療を受ければ回復する可能性が高い疾患です。
③あせらずゆっくり休む
うつ病になったときは、あせらずゆっくり休むことが大切です。
基本的には、1~2年程度の治療で改善されますが、人によっては長期化する場合があります。
「精神保健医療福祉のデータと政策」によると、うつ病患者の20~30%が長期化しており、5年以上、治療を続けている人もいます。
引用|マオメディカルクリニック うつ病が長引く原因は?病気の傾向と治療法
無理をして早く復職することは、再発のリスクを高める可能性があるので、あせらずゆっくり休みましょう。
ゆっくり時間をかけて大丈夫だよ。
自分のペースで進めることが大切です。
うつ病になった元同僚教員の話
僕の元同僚教員は、職場のストレスからうつ病になりました。
1年間休んだ後、「もう大丈夫!」と言って教育現場に復帰したんです。
しかし、復帰して数週間後、自ら命を絶って亡くなりました。
この経験から、あせらずゆっくり休むことが本当に大切だと実感しています。
休職中に転職の準備を始めるべき?
病院に通院して、身体的・精神的に回復してきたら、自分の将来について考えることが大切です。
転職を考えているなら、休職中に転職の準備を始めましょう。
準備することは、下記の3つです。
休職中に転職の準備でするべきこと
3つについて詳しく解説していきます。
①教員を辞めるか続けるか考える
まずは、教員を辞めるか続けるかをじっくりと考えることが大事です。
頭の中で整理するよりも、紙などに書くことをおすすめします。
教員として働くことが自分に合っているか、自分自身の気持ちを確認しましょう。
②自分に合った仕事を探す
もし転職を検討しているなら、休職期間中に自分に合った仕事を探す時間をとりましょう。
休職中は時間があるため、じっくりと自分の適性や興味がある仕事について調べることができます。
自分自身を理解し、自分にとって働く上で何が重要なのかを見極める必要があります。
③スキルや資格を取得する
休職中にスキルや資格を取得することも有益です。
例えば、IT系の資格を取得することで、IT業界に転職しやすくなります。
休職中にスキルや資格を取得することで、転職を有利にすることができるでしょう。
うつ病の教員が転職する3ステップ
うつ病の教員が転職する3ステップを解説します。
①医師と相談して転職を考える
うつ病の教員が転職する際には、まず医師と相談することが重要です。
医師は、あなたの健康状態や治療状況を把握しているので、転職が適切かどうかを判断することができます。
また転職をする場合、アドバイスもしてくれるでしょう。
②自分の強みと弱みを分析する
転職を成功させるためには、自分の強みと弱みを分析することが大切です。
自分の強みと弱みを理解することで、自分にとって最適な職種や業界、企業を見つけやすくなります。
転職アプリの
③転職エージェント・転職サイトに登録する
転職エージェントは、キャリアアドバイザーが面接日程や条件交渉など全て代行してくれるので、転職活動する時間があまりない人におすすめです。
転職サイトは、時間をかけてゆっくり転職したい人や、他人との関わりにストレスを感じる人におすすめします。
上の画像は、1年以内に転職経験のある20~39歳の200人に、マイナビが調査した結果です。
「転職エージェントと転職サイト、どちらも登録した」が29%で一番多いことが分かります。
転職エージェントと転職サイトを両方利用することで、自分に合った仕事を効率的に見つけることができるでしょう。
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各年代に特化したサービスも解説
転職活動でうつ病のことは言うべきか
転職活動でうつ病のことは言うべきか悩みますよね。
大事なことは下記の3つです。
転職活動でうつ病のことは言うべきか
3つについて詳しく解説していきます。
①病歴をこちらから伝える必要はない
転職活動でうつ病のことは、こちらから伝える必要はありません。
現在は完全に回復し、日常生活や職務に支障がなければ伝えない方がいいと思います。
ただし、転職活動でどうしても伝える必要がある場合、正直に答えることが大切です。
書類応募に書く必要もないよ。
そもそも、面接時に病歴の質問をすることが基本的にNGです。
②選考で不利になる可能性がある
過去にうつ病を経験したことを伝えると、転職活動の選考で不利になる可能性があります。
企業側が、うつ病の病歴がある人を採用することにリスクを感じるかもしれません。
世の中には、うつ病のことを十分理解できていない人もいるため、伝えない方がいいでしょう。
差別や偏見をもつ人もいるからね。
法律では、本人の能力以外を理由に不採用とすることは禁止されています。
③企業側が配慮できるかもしれない
うつ病に対する理解と対策が進んでいる企業では、過去のうつ病の経験を伝えることで、企業側が配慮してくれる場合があります。
例えば、就業時間の調整や、休暇の取得などです。
過去のうつ病経験を伝えることで、より働きやすい環境を得られる可能性があります。
企業側の配慮やサポートがあると安心だね。
企業のメンタルヘルス対策は進んでいます。
休職中に教員の退職準備をする
休職中に教員から退職する場合は、どのように進めるか悩みますよね。
教員の退職準備のポイントは下記の3つです。
3つについて詳しく解説していきます。
①退職の時期を決める
休職中に教員の退職準備をする際は、退職の時期を決めることが大切です。
自身の健康状態、再就職の準備状況、経済的な余裕などを考えておく必要があります。
自分の体調や生活状況を最優先に考えた上で、退職に向けて進めていきましょう。
②退職の意志を伝える
教員を退職することを決めたら、学校長に伝えましょう。
正式には、学校長⇒教育委員会(任命権者)の順で許可を得て、退職という流れになります。
退職を止められるかもしれませんが、拒否することはできないので安心してください。
③退職手続きをする
退職手続きは、事務職員が準備してくれた書類を書いて提出すれば完了です。
見本や様式にそって書くだけで簡単なので、心配ありません。
僕が退職の書類を書いたときは書類2枚だけだったので20分もかかりませんでした。
うつ病の教員が転職した体験談
うつ病の教員が転職した体験談を紹介します。
※うつ病になった元同僚の方に、話を聞かせてもらったことを要約しました。
Aさんは1年以上休職して、自身の回復に専念してから転職活動に臨んだことが分かります。
仕事のストレスで発症した場合、十分に回復できないまま元の職場に戻ることや、復職後の仕事内容に十分な配慮をなされていないこともあります。せっかく回復してきたのに、発病した時と同じストレスを受けることになります。そのために半数の人が再発するというデータがあります。
引用|ミーデン株式会社 うつ病はどれくらいで治るの?
うつ病は回復した後、元気だからといって無理をしては絶対にいけません。
できる限り、ストレスのない環境で働くのが大切ですね。
退職で悩んでいる方へ
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不安を抱えて辛い思いをするぐらいなら、退職代行サービスを使いましょう。
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学校に行かずに退職したい方へ
僕は給料以外につみたてNISAで副収入を得ていた
公務員は副業禁止ですが、つみたてNISAは副業に該当しません。
つみたてNISAは資産運用なので、副業と判断されることはないからです。
iDeCoのように勤務先への報告も必要ないですし、確定申告もいりません。
僕はつみたてNISAとインデックス投資に、教員の給料を回していました。
2024年からは新NISAが始まるね!
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つみたてNISAや新NISAについての詳細は、別サイトの新NISAの教室で解説しています。
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疑問解消:Q&A
あせらずに自分の体調を1番に考えよう
本記事では、うつ病で悩んでいる教員に向けて、うつ病になった後の転職活動について徹底解説しました。
最後に、内容を整理します。
まとめ
- 病気休暇をとる
- 病院に通院する
- あせらずゆっくり休む
- 教員を辞めるか続けるか考える
- 自分に合った仕事を探す
- スキルや資格を取得する
- 病歴をこちらから伝える必要はない
- 選考で不利になる可能性がある
- 企業側が配慮できるかもしれない
- 退職の時期を決める
- 退職の意志を伝える
- 退職手続きをする
うつ病になって、これからどうするか悩んでいる先生へ。
うつ病は、自分の心身の体調が回復することを第一に考えましょう。
転職や退職のことは、体調が回復してきたら考えればいいんです。
お医者さんと相談して、絶対に無理はしないでくださいね。
あなたがうつ病から回復して、転職で新たな人生の一歩を踏み出せることを心から願っています。
あなた自身を1番大切に考えてね。
あなたの人生を応援しています。
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チョクです