そんな方に向けて、教員を辞めたいあなたがとるべき行動を解説しました。
教員はやりがいのある仕事である一方、つらく苦しいことも多いのが現実です。
僕も教員がつらくて、しんどい時期が何度もありました。
つらくてしんどい時に、無理をしてはいけません。
教員を辞めたいと思うほど悩んでいるあなたに、本記事が少しでも役に立てば幸いです。
この記事から分かること
教員を辞めたいと思ったときにとるべき行動
①年休をつかって数日休む
学校に行くのがつらい、しんどいと思っても
休んだら、周りに迷惑がかかるから
と無理をして学校に行っていませんか?
身体的・精神的にしんどいときは、年休をつかって学校を休みましょう。
「頭痛」「不眠」など心身症状があるなら、今すぐ学校を休まなければいけません。
あなたが休んでも、学校は回るから気にしなくていいよ。
心身症状がある場合、心療内科で診てもらった方がいいです。
②病院で診断書をもらって休職する
学校を数日休んでも、身体的・精神的なつらさが改善されなかったり、「頭痛」「不眠」など心身症状が続くなら、絶対に病院で診てもらいましょう。
僕は、大学生のときに心身の状態を崩したことがあって、心療内科に1年以上通っていました。
お薬をもらって適切な処置をしてもらうことで、確実によくなります。
教員のあなたも自分の体を第一に考え、病院で診断書をもらって休職してもいいんです。
文部科学省 >>令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
令和3年度の教育職員の精神疾患による病気休職者数は、過去最多となっています。
僕の学校でも年齢に関係なく、体や心の病気で長期間休職される人を見てきました。
無理をして働き続けると、あなたの体と心が壊れてしまうかもしれません。
休職して心身の体調を回復させることに専念しましょう。
今後のことは、休職中にゆっくり考えたらいいよ。
休職は恥ずかしいことではなく、自分を大切に考えた選択です。
③教員を辞めるか、続けるかを決める
考える時間をとって教員を辞めたい理由、続けたい理由を明確にすることが大切です。
頭の中で整理するよりも、紙などに書くことをおすすめします。
教員を続けたい理由(例) | 教員を辞めたい理由(例) |
---|---|
子どもと過ごす時間が楽しいから 給料が年齢とともに増えていき安定しているから 仕事ができなくても辞めさせられることはない 教えることが好きだから | 業務量が多くて大変だから 残業時間が多いのに、残業手当も出ないから 保護者対応がしんどいから 教員同士の人間関係がつらいから |
自分がどうしたいのか自分と向き合った上で、教員を辞めるか、続けるかを決めましょう。
>>コチラの記事で教員を辞めるか、続けるかを決める方法について具体的に解説しています。
生計を共にする家族へ相談する
弱い自分を見せたくない
心配させたくない
と思い一人で抱え込んでいませんか?
生計を共にする家族には、できれば相談しましょう。
その際、周りがどう思うかは気にせず、自分の本音を伝えることが大切です。
誰かに話すと、自分の状態を客観的に理解できるよ
周りの意見を聞いた上で、自分がどうするか決めるのが大切です。
教員を辞めると決めたら学校長に伝える
あなたが教員を辞めると決めた場合、できるだけ早く学校長に伝えましょう。
学校側にも準備が必要なので、辞めることを伝えても、すぐに退職することはできません。
>>コチラの記事で、教員を辞める方法とタイミング、理由の伝え方について詳しく解説しています。
辞めることを伝えたら、後は学校長に任せたらOK。
「周りに迷惑がかかる」と思う必要はありません。
学校に行かずに辞めたい場合、退職代行サービスを利用する
- 心身を病んでいて、自分で伝えられない
- パワハラやセクハラ、職場のいじめ等で学校に不信感がある
- 退職しないように言葉巧みに説得されそう
退職に不安を感じる場合は、あなたの代わりに退職手続きを進めてくれる、退職代行サービスがあります。
退職まで必要な手続きは全て代わりに行ってくれるので、ストレスなく辞めることができるでしょう。
学校に一度も行く必要がありません。
また、退職手続きの手間を省くことができるので時間の節約にもなります。
お金はかかりますが、退職代行サービスを利用するのも1つの方法です。
ほぼ100%退職できる
料金は最安値の水準
教員を辞めてよかったこと【元小学校教員の本音】
対人関係のストレスがなくなり、心が健康になった
教員を辞めたことで対人関係のストレスがなくなり、熟睡できています。
僕は大規模校で勤務していましたが、下記のようなことがありました。
対人関係のストレス
- 学級間で足並みをそろえないと怒られる
- 保護者の理不尽なクレーム
- PTAの役員会で、保護者が文句を言うだけで解決策を提示してくれない
- 教員間で陰口を言い合う
- 子どもの悪いところばかり話す教員、職員全体の前で怒鳴る教員、期限を守らない教員等
対人関係のストレスは、年々増える一方でした。
僕は特に、職員の人間関係と自分を押し殺さないといけないことがしんどかったですね。
教員を退職したことで、対人関係の悩みがなくなり心が健康で調子がいいです。
教員もいろんな人がいるからね。
今は全ての出会いに感謝しています。
自分のしたいことをする時間が増えた
教員を辞めてから、読書をしたり、趣味の時間をとったりする等、自分のしたいことをする時間が増えました。
教員をしていたときの生活
- 平日は学級や校務分掌の仕事でくたくた、家はご飯を食べて風呂に入って寝るだけ
- PTAは19時以降の会議が毎月数回あり、帰宅は23時過ぎになる
- 休日は教材研究、教材準備等をする
教員をしていたときは、自分がしたいことは後回しでした。
「仕事優先だからあたりまえ」と思っていました。
教員を退職したことで、~しなければいけない時間の束縛から解放され、自分が責任をもって時間の使い方を考えています。
教員は自分の時間をとる余裕がないね。
自分の裁量で時間の使い方が決められるのは幸せです。
車通勤のストレスがなくなった
教員を辞めたことで、車通勤のストレスがなくなりました。
車通勤のストレス
- 往復2時間以上かかる
- 運転中にいつの間にか仕事のことを考えてしまう
- 運転が得意ではない
車の通勤時間がもったいないし、疲れる原因の一つでした。
車通勤を勉強時間に変える工夫をしましたが、できることは限られています。
>>コチラの記事で、車通勤を勉強時間に変える方法について解説しています。
僕は運転が得意ではないので、通勤途中に脱輪したり、タイヤがパンクしたり、突然のアクシデントで時間をとられることもありました。
1番大変だったのは、雪が降った後の凍った道路を運転することです。
僕が勤務していた学校長は
雪の日でも間に合うように学校に来るのが常識
という考えだったので、どれだけ危険でも朝早くに運転して学校へ行きました。
予期せぬ事故や渋滞で時間をとられることもあるよね
車通勤の時間を有効活用できるようになりました。
ありのままの自分を大切にできる
僕は教員を辞めたことで、ありのままの自分を大切にすることができています。
教員をしていたとき、子どもたちには
と話してきました。
でもあるとき、教員である自分自身は「ありのままの自分を大切にできているのか?」と疑問を感じたんです。
僕は、自分ができていないことを、子どもに押し付けていたことに気づきました。
教員を退職した現在、ありのままの自分を大切にできています。
まずは自分をふりかえることが大事だね。
僕は、ありのままの自分を大切にできる生き方をしていきます。
僕は給料以外につみたてNISAで副収入を得ていた
公務員は副業禁止ですが、つみたてNISAは副業に該当しません。
つみたてNISAは資産運用なので、副業と判断されることはないからです。
iDeCoのように勤務先への報告も必要ないですし、確定申告もいりません。
僕はつみたてNISAとインデックス投資に、教員の給料を回していました。
2024年からは新NISAが始まるね!
新NISAを利用すれば、教員も早めのFIREが狙えます。
つみたてNISAや新NISAについての詳細は、別サイトの新NISAの教室で解説しています。
\ 知識0の初心者も大丈夫 /
転職に向けて準備をしておく
教員から転職を考えている場合、できるだけ早く転職に向けて準備しておかないと取り返しがつきにくいです。
\ 教員におすすめの転職サービス /
各年代に特化したサービスも解説
転職は自己分析から始まる
転職成功のためには、まず自分自身を深く理解し、自分の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることが重要です。
自己分析することにより、自分にとって最適な職種や業界、企業を見つけやすくなります。
自分の強みが分からない場合、ミイダスの診断ツールがおすすめです。
\自分の強みや弱みなど自己分析できる/
自己分析ツール以外にも、キャリアアドバイザーからアドバイスを受けることで、自分の強みや適性を見極めることが可能です。
転職エージェントは、豊富な求人情報からあなたに合った求人を紹介してくれます。
転職エージェント・転職サイトに登録する
転職エージェントは、キャリアアドバイザーが面接日程や条件交渉など全て代行してくれるので、転職活動する時間があまりない人におすすめです。
転職サイトは、時間をかけてゆっくり転職したい人や、他人との関わりにストレスを感じる人におすすめします。
上の画像は、1年以内に転職経験のある20~39歳の200人に、マイナビが調査した結果です。
「転職エージェントと転職サイト、どちらも登録した」が29%で一番多いことが分かります。
転職エージェントと転職サイトを両方利用することで、自分に合った仕事を効率的に見つけることができるでしょう。
\ 教員におすすめの転職サービス /
各年代に特化したサービスも解説
転職エージェント・転職サイトが無料の理由
転職サービスは、求人情報の掲載や検索機能、履歴書や職務経歴書の作成支援、面接対策など、さまざまなサポートが全て無料です。
転職エージェント・転職サイトが無料の理由は、転職希望者に求人を紹介して、企業から内定が出て入社した時点で、「企業から報酬を受け取っているから」です。
リクルートエージェント >>転職エージェントの仕組み・無料の理由より
登録も利用も全て無料だよ。
無料でさまざまなサポートが受けられます。
副業準備を始めておく
教員は収入源が1つしかありません。
副業準備をしないと損です
人生100年時代、そもそも教員の収入だけでは安心できない時代です。
僕は在職中に再雇用の先生3人に話を聞くと、
- 退職金と年金だけではやっていけない
- 税金としていろいろ引かれる
- 細々と暮らさないといけない
と話してくれました。
退職金と年金だけでは、定年まで働いても安心して生活を送れなくなるでしょう。
だから、定年退職後も再雇用として働いている人が多いですよね。
できるだけ早くから、副業準備として他の収入源を手に入れるために動き始めましょう。
\退職前から準備して、お金の不安を減らそう/
お金で悩まない人生にしたいよね。
早めに副業準備をしておきましょう。
教員を辞めたいと思ったとき、自分の体と心を第1に考える
本記事では、教員を辞めたいあなたがとるべき行動について解説しました。
最後に、内容を整理します。
まとめ
教員を辞めたいと思ったときにとるべき行動
- 年休をつかって数日休む
- 病院で診断書をもらって休職する
- 教員を辞めるか、続けるかを決める
- 生計を共にする家族へ相談する
- 辞めると決めた場合、学校長に伝える
体調的・精神的にしんどいときは、無理せず学校を休みましょう。
「頭痛」「不眠」など心身症状が続くなら、学校を休んで病院で受診した方がいいです。
あなたの代わりはこの世にいません。
自分のことを1番大切にしてくださいね。
自分の体と心を1番大切にしてね。
教員を辞めるか続けるかは、ゆっくり決めればいいんです。
\ 教員におすすめの転職サービス /
各年代に特化したサービスも解説
チョクです